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2019年度分までは配偶者控除を二重適用できる?(2019年度税制改正)

2019年2月13日 [最終更新日]2019年2月21日 

カテゴリー:ブログ

2018年の確定申告より、改正された配偶者控除と配偶者特別控除の適用が開始しました。
この配偶者控除について、2019年度税制改正で適用について明記されましたのでご説明いたします。

2018年の確定申告より改正された配偶者控除の適用

2018年の確定申告より、改正された配偶者控除と配偶者特別控除が適用されました。
これまで年収要件のなかった配偶者控除に年収による上限が定められ、年収1,120万円(所得900万円)を超える場合には適用外となりました。
また、配偶者特別控除の年収要件と段階的に控除を受けられる幅も広がり、年収に応じて負担軽減となる見込みです。
配偶者控除に関して詳しくは、コラム「配偶者控除の上限が2018年から150万円に。150万円の壁とは?」でご確認ください。

配偶者控除と配偶者特別控除は重複できる?

この配偶者控除と配偶者特別控除ですが、2つの控除を重複して適用することはできません。
そもそも、配偶者控除の適用ができない場合に、配偶者特別控除を適用することができます。
例えば、夫の収入に対して配偶者控除を適用した上で、さらに配偶者特別控除を適用することはできず、どちらか1つの適用が可能です。
 
この配偶者控除に関して、2019年度税制改正では改正がなされました。

給与や公的年金などの源泉徴収・確定申告における配偶者控除の改正

2019年度税制改正では、給与や公的年金などの源泉徴収と確定申告において、配偶者控除の適用は夫婦のどちらか一方のみと改正されました。
 
また、配偶者が公的年金などの源泉徴収で配偶者控除を適用した上で、確定申告不要制度を適用する場合には、もう片方の確定申告において配偶者特別控除を適用することができなくなります。
例えば、妻の配偶者控除を適用し、確定申告不要制度を適用した場合には、自分の確定申告に配偶者特別控除を適用できなくなります。

いつから適用となるか

この改正については、2020年(平成32年)1月1日から支払われる給与など、また公的年金などから適用されます。
2020年(平成32年)度分から後の所得税について適用となるため、2021年に確定申告する際に注意が必要です。

2019年まで配偶者控除は二重適用できる?

2020年度分から後の給与には、改正された配偶者控除が適用されて、控除の二重適用ができなくなります。
この改正について、何か気づかれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つまり、2019年度分の給与を確定申告する2020年までは、配偶者控除の二重適用ができるということになります。
配偶者控除と配偶者特別控除を1人に重複して適用することはできませんが、夫婦間で適用し合う二重適用は可能ということです。

適用対象となる配偶者は?

配偶者控除の適用対象は、年収が103万円(所得38万円)以下の配偶者を持つ方です。
配偶者特別控除の適用対象は、年収201万6,000円(所得123万円)未満の配偶者を持つ方ですので、夫婦でそのどちらかの基準をそれぞれが満たしておく必要があります。

適用手続きについて

配偶者控除と配偶者特別控除を適用するには、サラリーマンの方であれば年末調整の際に、書類に記入をして提出することが必要です。
年末調整で配偶者控除申告書を提出し忘れたら、確定申告で控除を適用することができます。
確定申告の手続きについては、コラム「確定申告の手続きが必要な人と用意するもの」でご確認ください。

パート収入などの給与と公的年金などがある場合の配偶者控除の適用

パートなどの収入には所得税がかかるため、所得控除を適用することはご存知かと思います。
公的年金などの所得にも所得税がかかるため、確定申告の際に配偶者控除を適用することは可能です。

パート収入と公的年金に配偶者控除を適用する計算方法

以下の式で計算することができます。
 年金による所得 =( 国民年金 + 厚生年金 )× 割合 – 控除額
 パートによる所得 = 給与所得 – 給与所得控除
 総所得 = 年金による所得 + パートによる所得
 税額 = ( 総所得 – 基礎控除 – 配偶者控除 ) × ( 所得税率 + 住民税率 )

パート収入と公的年金で配偶者控除を適用する具体的な計算例

例えば、65歳で公的年金などの収入 = 200万円、パート収入 = 100万円で、配偶者控除を適用する場合
 
 年金による所得 = 200万円 × 100% – 120万円 = 80万円
 パートによる所得 = 100万円 – 65万円 (現行制度) = 35万円
 総所得 = 80万円 + 35万円 = 115万円
 税額 = ( 115万円 – 38万円 – 38万円 ) × 15%(仮定の税率) = 5万8,500円
 
詳しくは、コラム「年金とパート収入で税金はどのようにかかる?」でもご確認ください。

配偶者控除と配偶者特別控除の二重適用について改正

配偶者控除と配偶者特別控除について、2019年度税制改正が適用されるまでは、控除を二重適用することができるようです。
ただし、適用対象となる方はとても少なくなるのではないでしょうか。
確定申告の際に不安な点や疑問点、またどのような控除ができるかなどご相談があれば、ぜひ1度ご連絡いただけますと幸いです。

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